2012/9/17 の米国債イールドカーブ 1.76 △

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イールドカーブの形状】
上のチャートは、米国債イールドカーブで、赤線が直近(2012年9月17日)、黒線が、一ヶ月前(2012年8月15日)のイールドカーブです。

この一ヶ月間では、ECBにより南欧国債の無制限購入やFRBによるQE3の実施が発表され、リスク資産の買い安心感から債券が売られ、中期と超長期の金利が上昇しました。
短期の金利は、既に限度まで低下している為、イールドカーブは、スティープ化しています。

全体的な順イールドの形状に関しては、変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.08%
10Y:1.84%
Spread:1.76(前月比:+0.01)
2ヶ月連続のイールドスプレッドの拡大です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

【景気について】
イールドスプレッドがプラスであることから、1年以内に米国が景気後退に陥る可能性は有りません。

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イールドカーブの形状は、長期側が立ち上がって、スティープ化しており、株式等にとっては、良い形になってきています。