2012/7/16 の米国債イールドカーブ 1.41 ↓

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イールドカーブの形状】
上のチャートは、米国債イールドカーブで、赤線が直近(2012年7月16日)、黒線が、一ヶ月前(2012年6月15日)のイールドカーブです。

この一ヶ月間では、欧州や中国などの成長率の低下が鮮明になり、株式よりも安全資産の米国債が選好された結果、中長期の金利がやや低下しました。
短期の金利は、既に限度まで低下している為、イールドカーブは、さらに、フラット化しています。

全体的な順イールドの形状に関しては、変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.06%
10Y:1.47%
Spread:1.41(前月比:-0.09)
4ヶ月連続のイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

【景気について】
1年以内に米国が景気後退に陥る可能性は有りませんが、イールドスプレッドが1%台半ばを付けていることから、弱々しい低成長が暫く続くと考えられます。