2012/8/15 の米国債イールドカーブ 1.75 ↑

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イールドカーブの形状】
上のチャートは、米国債イールドカーブで、赤線が直近(2012年8月15日)、黒線が、一ヶ月前(2012年7月16日)のイールドカーブです。

この一ヶ月間では、米国の景況感にやや改善傾向が見られたことから、一時、債券に退避していたマネーが株式等に流出したため、中長期の金利がやや大きく上昇しました。
短期の金利は、既に限度まで低下している為、イールドカーブは、スティープ化しています。

全体的な順イールドの形状に関しては、変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.06%
10Y:1.81%
Spread:1.75(前月比:+0.34)
5ヶ月ぶりのイールドスプレッドの拡大です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

【景気について】
イールドスプレッドがプラスであることから、1年以内に米国が景気後退に陥る可能性は有りません。
また、イールドスプレッドが2%台に接近することによって、成長率が予想よりも拡大する可能性があります。