2012/10/15の米国債イールドカーブ 1.63 ▼

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イールドカーブの形状】
上のチャートは、米国債イールドカーブで、赤線が直近(2012年10月15日)、黒線が、一ヶ月前(2012年9月17日)のイールドカーブです。

この一ヶ月間では、欧州のみならず中国などの新興国も景気減速が鮮明となり、株式から債券への資金シフトから、中期から超長期までの金利が低下しました。
短期の金利は、既に限度まで低下している為、イールドカーブは、フラット化しています。

全体的な順イールドの形状に関しては、変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.07%
10Y:1.70%
Spread:1.63(前月比:-0.13)
3ヶ月ぶりのイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

【景気について】
イールドスプレッドがプラスであることから、1年以内に米国が景気後退に陥る可能性は有りません。
ただし、スプレッドの大きさは、2ポイント未満と小さいことから、低成長率での景気回復が続くと予想されます。