2011/4/15 の米国債イールドカーブ

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イールドカーブの形状】
この一ヶ月は、日本の原発事故が落ち着く中で、欧州の債務問題が再浮上したことで長期金利が上昇し、3.4%前後となったため、やや、中期ゾーンがフラット化しました。

また、短期側は、米国の財政問題に関する与野党の対立が激化して、短期債の発行が抑制されたために、一時、0.1%まで金利が急低下しました。

全体的な順イールドの形状は、先月から殆ど変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.06%
10Y:3.41%
Spread:3.35(前月比:+0.13)
長期金利の上昇と短期金利の低下でイールドスプレッドが拡大しました。
2ヶ月ぶりのイールドスプレッドの拡大です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

また、株価に関しては、2010年に調整局面を終了して、2011年は、中期的な上昇局面にあると思います。

【景気について】

イールドスプレッドが、3%以上ある現状から見て、今後、1年以内に景気後退に陥る可能性は無いと見ています。

【インフレについて】

注意深く観察する必要がありますが、経済システムの中に過剰が存在する為、短期的にインフレが進む兆しは有りません

【日本の地震の影響と投資の予定について】

日本の地震の影響により、大規模な復興需要が経済システムに強制的に追加され、中期的には景気にプラスに働くと考えられる為、2011年6月15日に日本株を購入することにしました。


【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)
・2010年4Q-2011年1Q(11月から1月)に調整局面が終了
・2011年中期的な株価上昇局面

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)
・2010/12/20に株式購入

【投資の予定】
・2011/6/15に日本株購入