2011/5/16 の米国債イールドカーブ

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イールドカーブの形状】
この一ヶ月は、商品価格の高騰による景気減速懸念から、中長期の金利が低下し、やや、フラット化しました。

また、短期側は、米国の政府債務を巡る政争が決着しない為、殆ど変らず、3ヶ月債は、0.1~0.3%の狭い範囲で、上下しています。

全体的な順イールドの形状は、先月から変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.02%
10Y:3.14%
Spread:3.12(前月比:-0.23)
長期金利の低下でイールドスプレッドが縮小しました。
2ヶ月ぶりのイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

また、株価に関しては、2010年に調整局面を終了して、2011年は、中期的な上昇局面にあると思います。

【景気について】

イールドスプレッドが、3%以上ある現状から見て、今後、1年以内に景気後退に陥る可能性は無いと見ています。

【インフレについて】

注意深く観察する必要がありますが、過剰な不動産在庫など、経済システムの中に緩みが存在する為、短期的にインフレが進む兆しは有りません

【日本の地震の影響と投資の予定について】

日本の地震の影響により、大規模な復興需要が経済システムに強制的に追加され、中期的には景気にプラスに働くと考えられる為、2011年6月15日に日本株を購入することにしました。


【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)
・2010年4Q-2011年1Q(11月から1月)に調整局面が終了
・2011年中期的な株価上昇局面

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)
・2010/12/20に株式購入

【投資の予定】
・2011/6/15に日本株購入