FRBが発表した米国の2011年3月の
鉱工業生産指数は、前月比で0.8%上昇し、鉱工業設備
稼働率も、77.4%と前月比で1.1%とやや大きく上昇しました。
上の図は、1967年からの米国の設備
稼働率の推移です。
青線が全体の設備
稼働率で、赤線が製造業の設備
稼働率です。
今回も、製造業の強い数値が発表されました。
ただし、設備
稼働率は、長期平均(80%超)から、3%程度低い水準にあり、インフレ圧力が依然、弱いことを示しています。
通常、
FRBは、設備
稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めるため、今後の推移が注目されます。