・3回の試掘のうち、2回は、完全な失敗で、残りの1回もテスト途中で異常終了しました。
・発表の後、同社の株価は一日で7%も下落しました。
・同社は、この試掘で、1億8000万ユーロ(2億4600万ドル)の損失の償却が必要になりました。
・現在、同社以外の複数の会社が、北極海の資源探査に乗り出しています。
・USGSの科学者もグリーンランド北東部の油田の開発費用を算出しています。
・そこには、75億バレルの石油が埋蔵されていると算出されました。
・しかし、経済的に掘削可能な量は、それほど多くはありません。
・1バレル100ドル超の原油価格が続いた場合でも、たった、25億バレルの算出が可能なだけです。
・もし、1バレル300ドルに達したとしても、41億バレルに留まります。
・EU議会は、北極海の沿岸国に対して、石油会社の開発を十分に規制することを求めています。
・これらの障害を乗り越えて、北極海の油田探査に乗り出すメリットが、石油会社にとっては、徐々に薄れてきました。
・ただし、米国やロシア、グリーンランドの政府は、まだ、希望を持っています。
・シェルとサトイルは、もう直ぐ、グリーンランド西岸の資源探査に乗り出す計画です。