米商務省が発表した2010年10月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比11.7%減の51.9万戸となりました。
2009年4月以来1年半ぶりの低水準となりました。
2009年4月以来1年半ぶりの低水準となりました。
上のグラフは、1968年からの住宅着工件数の推移で、赤い線が一戸建ての件数、青い線が全体の件数です。
グラフを見て分かるように、住宅着工件数は、底這いの状態が続いています。
住宅着工件数の低迷は、短期的には、建設需要の減少による雇用悪化という悪い面があります。
長期的には、大量の中古住宅在庫を減らすための良い兆候であると言えます。
長期的には、大量の中古住宅在庫を減らすための良い兆候であると言えます。
現在、米国には、150万戸前後の過剰な中古住宅在庫が存在すると予想されます。