2011/2 米・住宅着工件数 年率 47.9万戸 ↓

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米商務省が発表した2011年2月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比22.5%減の47.9万戸となりました。

また今後の住宅建設動向の先行指標となる住宅着工許可件数は、前月比8.2%減の年率51万7000戸で過去最低となりました。


上のグラフは、1968年からの住宅着工件数の推移で、赤い線が一戸建ての件数、青い線が全体の件数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
Housing Starts decrease sharply in February

グラフのように、住宅着工件数は、歴史的な低水準での、底這いの状態が続いています。

住宅着工件数の低迷は、短期的には、建設需要の減少による雇用悪化という悪い面がありますが、長期的には、現時点で至上に残っている大量の中古住宅在庫を減らすための良い兆候であると言えます。

住宅着工の先行指標である許可件数からも、住宅の供給が今後しばらくの間、低水準で推移する事が予想されます。