2010/8 米・住宅着工件数 年率 59.8万戸

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米商務省が発表した2010年8月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比10.5%増の59.8万戸となりました。
2ヶ月連続の増加です。

全体の8割を占める一戸建て住宅は、前月比4.3%増の年率換算43.8万戸で、振れの大きい集合住宅は前月比32.2%増の同16万戸となりました。


上のグラフは、1968年からの住宅着工件数の推移で、赤い線が一戸建ての件数、青い線が全体の件数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
Single Family Housing Starts increase slightly in August

グラフを見て分かるように、住宅着工件数は、趨勢的には底這いの状態が続いています。

住宅着工件数の低迷は、短期的には、建設労働者の減少による雇用悪化という悪い面がありますが、長期的には、米国経済の最大の重石である大量の中古住宅在庫を減らすための良い兆候であると言えます。