キングスマン 2010/11年度砂糖需給予測の引き下げを示唆

キングスマンが世界の砂糖需給見積もりを下方修正しました。


キングスマンによると、生産国の収穫被害が下方修正の原因です。

・2010/11年度の供給超過量は、9月時点の予測の352万トンからさらに引き下げられるだろうと述べました。

・7月時点の供給超過量の予測は、520万トンでした。

・この二年間の供給不足で、在庫は極めて少なくなっている。

・ブラジル、ロシア、パキスタンやオーストラリアの干ばつや洪水で、生産見通しが、引き下げられている。

・ブラジルの初期の生産量は、当初の懸念が現実化したものになっている。

・さらに、今後、1月から3月のブラジルの天候は、干ばつが予想されている。

・インドの生産量は、2500万トンから2700万トンが予想されているが、現時点では、不確定要素が大きい。

・価格の高騰にも関わらず、砂糖の需要は、依然、堅調である。

・砂糖の需要は、価格よりもGDP成長率に依存している。

・インドや東南アジアで、強い砂糖需要が観測されているのは、これらの地域で収入が増えているからだ。