中国の経済、最大の敵は温暖化 最悪なら穀物生産5分の1に

やはり、中国にとって最大の脅威は水資源が不足する「水ストレス」のようです。

Farmland Forestに載っていたチャイナディリーの記事によると、人口増加と生活水準の向上によって、2020年に必要な穀物は、2007年を5000万トン上回る、5億5000万トンに達するとのことです。

しかし、農地面積は、都市化と天候不順で、減少傾向にあり、1996年の1億3004万ヘクタールから、2008年には1億2172万ヘクタールに減っています。

今後は、単位面積あたりの収量をどう上げるかという点と、少ない水資源をどう有効に使うかが、穀物生産量を拡大するための鍵となります。

もし、中国が必要な量の穀物を自給できない場合、海外から大量に輸入することになり、必然的に穀物価格は高騰することになります。