中国の中間層と食肉・穀物市場への影響

USDAの2012年農業アウトルックフォーラムにおける、アメリカ食肉協会のウェストマン氏の発言です。


・10年前に中国がWTOに加盟した時には、中国の中間層は、年収2万ドル以上と見なすと、約5千万世帯であった。

・現在では、当時の5倍の2億5千万世帯に近づいている。

・さらに、6.35億世帯の農家と2.35億世帯の出稼ぎ労働者が、中間層に加わろうとしている。

・これらが、食肉市場に与える影響は、大きい。

・中国のトウモロコシと小麦の収量は改善されつつあるが、単位面積あたりの収量は、米国の半分である。

・大豆は、25年間改善していない。

・今年の中国のトウモロコシの作付面積は、米国をやや下回る3340万ヘクタールと予想されている。

・しかし、収穫量は、米国が3.1392億トンに対して、中国は、1.9175億トンに過ぎない。