書籍 「商品先物の実話と神話」

イメージ 1


この本は、ペンシルベニア大学のゲイリー・ゴートン教授とイェール大学のゲールト・ルーヴェンホルスト教授が、1959年から2004年にわたる商品先物の価格変動を、統計的に分析した研究論文を、翻訳して書籍にまとめたものです。

本文は、約50頁と短いのですが、投資と数学に関する専門用語も多く用いられ、統計的に綿密に書かれているので、商品投資に興味を持っただけの、一般的な読者が理解するのは、難しいと思います。

しかし、株式や債券との収益性の比較や、インフレ率や景気循環との関係など、内容は多くの示唆に富んだもので、商品と株式、債券などを組み合わせた長期投資を行っている投資家にとっては、バイブルとなりうるものだと思っています。

個人的には、自分でデータを集めて、この本の内容を再検証し、自分の投資戦略に活かしていくつもりです。