シラー教授 「唯一、強気な投資先は農地である。」

Investment News から、ケース・シラー指数で有名なイェール大学のシラー教授が、農地への投資を強気に見ていると、講演で述べました。


・シラー教授は、ラスベガスで開催されたインベスト・マネジメント・コンサルタント協会の年次総会で、講演して、次のように述べました。

・次の10年間で、株式投資のリターンは、年2~3%程度だと考えている。

・私が、唯一、強気なのは農地だけである。その理由は、住宅と異なり、農地の供給量を増やすのが困難であるからである。

・住宅に投資した人の論理的な失敗は、それが、土地に対する投資だと考えたことである。実際の住宅投資では、土地は20%を占めるのみである。

・景気後退を脱した今でも、米国は、大恐慌以来、最悪の金融状態にある。

・規制当局を責めてはいけない。何故なら、住宅バブルの最中にあった時に、誰も彼らに規制を求めなかったからだ。

・非雇用者と不完全雇用者、さらに、強制的に引退に追い込まれた者を合わせて考えると、実質的な米国の失業率は、15.9%だと考えている。