上のグラフは、米国の失業保険申請者数(四週移動平均)の1971年から現在までの推移です。
2009年12月第4週の新規失業保険申請者数は、前週から2.8万人減少して、45.2万人となりました。三週間ぶりの減少です。
新規申請者数の四週移動平均は、前週よりも2千750人減って、46万5250人となりました。
米国の全体の雇用者数が増加に転じるためには、失業保険の新規申請者数が、40万人以下まで低下することが必要になります。
もし、現在のペースで新規申請者数が減少すると、雇用者数の減少が底を打つのは、2010年2Qになります。
さらに、その後、景気後退前の雇用者数に戻るのは、約30ヶ月かかって、2012年の3Qから4Qと予測されます。
通常、FRBは、総雇用者数の回復を待って、利上げを再開するので、その時期は、2012年後半と予想されます。