2009/11 米・住宅販売レシオ 18.5

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【2009年11月】 
中古住宅販売(年率)A:655万戸
新築住宅販売(年率)B:35.5万戸
住宅販売レシオ(=A/B):18.5
正常値:6.0

上の1番目のグラフは、米国の中古住宅の販売戸数を新築住宅の販売戸数で割った比率(住宅販売レシオ)の推移です。

拡大画像は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Ratio of Existing to New Home Sales at Record High

グラフを見て分かるように、住宅販売レシオは、通常、6倍程度ですが、現在は、過去最大値を更新する18.5倍となっています。

これは、住宅の差し押さえ等の増加によって、中古住宅の在庫が増えた結果、新築住宅に比べて、中古住宅が割安になり、中古住宅の販売が大きく増えているのが原因です。

2番目のグラフは、新築住宅販売(赤い線)と中古住宅販売(青い線)の推移です。住宅バブルが崩壊する2006年以前は、両者は同期的に動いていたことが分かります。

差し押さえのピークは、2011年以降となることが予想されており、住宅販売レシオが低下して、米国の住宅販売が正常化するまでは、あと、3~4年はかかることが予想されます。