上のグラフは、米国の失業保険週間申請者数(四週移動平均)の1971年から現在までの推移です。
2010年1月第3週の新規失業保険申請者数は、前週から8千人減少して、47万人となりました。
4週間ぶりの減少です。
4週間ぶりの減少です。
新規申請者数の四週移動平均は、前週よりも9.5千人増えて、45万6250人となりました。
米国の総雇用者数が減少から増加に転じるためには、失業保険の新規申請者数が、40万人以下まで低下することが必要になります。
現在、新規申請者数の減少が停滞しているため、総雇用者数が底を打つのは、2010年の2Q以降になると思われます。
さらに、その後、景気後退前の総雇用者数に戻るのは、2012年の3Q以降と予測されます。
通常、FRBは、総雇用者数の回復を待って、利上げを再開するので、その時期は、2012年の半ば以降と予想されます。