ドイツの調査会社のF.O.リヒト社が、2009/10年度の世界の砂糖の需給見通しを発表しました。
・2009/10年度の世界の砂糖需要は、2.6%増加して、1億6540万トンとなり、二年連続で供給不足となる。
・不足量は、2008/09年度の1070万トンから、600万トンに縮小する。
・2008/09年度は、過去の在庫が積み上がっていたために、実際の不足は生じなかった。
・しかし、2009/10年度は、繰り越し在庫が無いために、この期間内にインドのような国で実際の砂糖不足が生じて、価格が急騰する可能性がある。
・2010年の9月末の在庫率は、この10年で最低の35%と予測している。
・2008年の9月末に、1350万トンあった在庫は、一年間で消えてしまった。
・2009年の9月末の在庫は、たったの、110万トンしか残っていない。