2009/10年度のインドの砂糖生産量 乾燥天候により下方修正される可能性

乾燥気候によって、2009/10年度におけるインドの砂糖生産量が下方修正される可能性が出てきました。


・モンスーン気候の到来の遅れによって、2009/10年度におけるインドの砂糖生産量が、事前予想の2,000万トンから、1,750-1,850万トンに修正される可能性があることを、インドの産業担当上級官吏が示唆しました。

・インド最大の砂糖生産州であるマハラシュートラ州西部における降雨不足によって飼料不足が起こり、代替飼料としてのサトウキビの需要が高まっています。

・マハラシュートラ州の中央部における、6月1日から17日の間の降水量は、平年を67%下回っています。

・Sharekhan Commodities の Mehul Agrawal 氏は、「次年度への繰越在庫が少ない中での、生産量の低下によって、インドは砂糖の輸入量を増やす事になるだろう。」と述べました。

・輸入粗糖を含んだ今年10月1日時点の期初在庫は、前年の半分の500万トンになる見込みです。