2010年の中国の砂糖輸入 前年比42%増の見通し

2010年の中国による砂糖輸入が、42%増加する可能性があるという調査結果が出ました。


・中国に基盤を置いている5人のトレーダーとアナリストのうちの3人が、2009年の砂糖の輸入が、106万トンだったのに対して、2010年は、150万トンに達すると見ています。

・残りの二人も、輸入は少なく見ても100万トンに達し、需要を上回る量を輸入すると見ています。

ブルームバーグの記録では、150万トンの砂糖輸入は、2005年以来、最大です。

・中国の砂糖生産は、2008年から2009年にかけて、16%減少して、1330万トンとなりました。

・さらに、2009年から2010年にかけては、干ばつ被害で、1160万トンまで減少しました。

・USDAの見通しでは、今年の需要は、1490万トンに上ります。

・中国の砂糖生産は、2010年から2011年にかけて、200万トン増加して、1250万トンに達すると見られています。

・中国の砂糖需要の拡大は、菓子や飲料の産業の成長によって、もたらされています。

・食品産業は、2010年の最初の7ヶ月で、15.7%の成長となっています。

・飲料の産業は同じ期間で、13.6%成長しています。

・中国政府は、9月末までの砂糖年度で、147万トンの在庫を放出しています。

・北京の専門家によると、この放出量はこれまでの記録で、現在の政府在庫は、100万トン超が残っていると見ています。