2009年Q2 米・住宅ローン延滞率 9.24%

イメージ 1

米MBA(住宅ローン銀行協会)の発表によると、米国の2009年Q2の住宅ローン延滞率が9.24%と、過去最悪となったQ1からさらに、悪化しました。


差し押さえ手続きに入ったローンの率は1.36%と、1Qから小幅に低下しましたが、優良顧客向けのプライムローンに関しては、延滞率とともに悪化しています。

上のグラフは、プライムローンの延滞率と差し押さえ率の推移です。
青い部分が延滞、赤い部分が差し押さえです。

拡大図は、以下のリンクを開いて最初のグラフをクリックしてください。
MBA Forecasts Foreclosures to Peak at End of 2010

MBAのチーフエコノミストの Jay Brinkmann 氏は以下のように述べています。
・問題は、プライムローン、特に固定利率のプライムローンに移っている。

・延滞率のピークは、2010年の半ばになるだろう。

・差し押さえのピークは、2010年の末になるだろう。

CR氏によると、歴史的に見て、住宅価格が底を打つのは、差し押さえがピークアウトした後になるということです。
従って、米国の住宅価格が底を打つのは、2011年以降と考えられます。