2009/Q2  米国の金融機関の延滞率

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FRBが米国の金融機関の延滞率(Q2)を発表しました。
Charge-off and Delinquency Rates

商業用不動産は、7.91%、住宅ローンは、8.84%、クレジットカードは、6.7%と、いずれも、大幅に上昇しています。

上のグラフは、FRBが集計した米国の金融機関の事業別延滞率の推移です。(1991年からの四半期別)

赤い線が、商業用不動産ローン、青い線が住宅用不動産ローン、緑色の線がクレジットカードの延滞率です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Fed: Delinquency Rates Surged in Q2 2009

グラフを見て分かるように、いずれの事業も、急角度で延滞率が上昇していることが分かります。

これらの事業の延滞率の増加は、貸し倒れ償却という形で、商業銀行の決算の損失として表れます。
Q2の住宅ローンの償却率は、2.34%(Q1:1.81%)、クレジットカードの償却率は、9.55%(Q1:7.64%)と、これも、大幅に上昇しています。