カナダのベニザケ数百万匹が行方不明に、温暖化の影響か

ネットで調べたところ、この現象を予言するような研究成果を、昨年末に、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の研究チームが、発表していました。


それによると、「動物には、有酸素活動に最も適した温度範囲、熱窓(thermal window)がある。研究の結果、ある種のベニザケは水温が熱窓の範囲を超えると、循環不全に陥り、死に至ることが明らかになった」ということです。

また、「フレーザー川の夏の最高水温は、この50年で摂氏1.8度も上昇し、サケにとっては非常に過酷な環境となっている。」と述べています。

つまり、川や海の水温上昇が、ベニザケに悪い影響を与えていると、考えられます。

ちょうど、今月の14日に、米国海洋大気庁(NOAA)の国立気候データセンターが、「7月の世界の海面水温が過去最高を記録した。」と発表しました。


海水温の上昇が、他の魚介類の生態系に影響を与えることも、予想されます。