2013/4 米・住宅価格指数 +1.7% (20都市、季節調整後、前月比) △

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S&P社から、米国の2013年4月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比1.7%の上昇となりました。

季節調整済みの対前年比では、12.1%増となっています。


上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 12.1% year-over-year in April

米国の住宅価格は、2012年の初めに底入れし、月ごとに上昇率が大きくなっています。
現在、新築住宅の供給が不足し、中古住宅在庫が過少となっていることが原因です。

上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。
住宅価格の対前年比でも急上昇が続いています。

20都市指数は、11ヶ月連続の前年比プラスです。

上の三番目のグラフは、1976年からの物価変動分を除いた実質での住宅価格の推移です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、2番目のグラフをクリックしてください。
Real House Prices, Price-to-Rent Ratio, City Prices relative to 2000

実質価格で見ると、バブル崩壊後の底値からは、離陸しましたが、依然として、2001年前後の水準に住宅価格があることが分かります。

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現在、米国の住宅価格は、急上昇を続けていますが、中古住宅の在庫が底入れしている兆候が見られるため、今後の上昇スピードは、緩やかになることが予想されます。