2010/9 米・設備稼働率 74.7%

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FRBが発表した米国の2010年9月の米鉱工業生産指数は、前月比0.2%下落し、鉱工業設備稼働率は、74.7%となり、前月改定値から0.1%下落しました。


上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Industrial Production, Capacity Utilization decreased in September

これまで、米国の製造業は比較的に堅調に回復してきましたが、全体的な景気減速の影響が製造業にも及んできました。

また、設備稼働率の水準としては、長期平均(80%超)から、5%以上低い水準にあり、インフレ圧力が弱いことを示しています。

通例では、FRBは、設備稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めて、政策金利の引き上げに動きますが、その段階は数年先になると言えます。