JOGMECによると、ロシアのガスプロムが、長年開発がストップしていた東シベリアのチャヤンダ(Chayanda)石油ガス田の掘削を、2010年から再開し、石油生産を2014年に、ガス生産を2016年に開始すると発表したそうです。
・ガスプロムはシュトックマン、ボワネンコフ等の欧州向けプロジェクトは遅延させる一方で、北東アジア向けは計画通り進めており、現状はアジア市場重視の姿勢をとっている。
サハリンに続いて、東シベリアの石油・天然ガスの本格的な開発とソース供給は、日本など東アジアにとって、供給源の多様化という重要な意味を持っています。
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また、東シベリアの食糧に関して、丸紅がロシア東部の穀物集荷業者および港湾物流業者との包括提携合意書を締結したと発表しました。
主にアムール川流域で栽培される小麦を、日本や中国など東アジアに出荷することが目的の契約です。
日本や中国を初めとする東アジアのエネルギー・食糧供給地として、ロシアの東シベリア地域の重要性が次第に高まってきました。