火山国インドネシア、地熱発電で世界のエコ需要狙う

この記事にも書いてあるように、地熱発電ランニングコストは安いのですが、一般的に次のように、初期コストとリードタイムの問題が生じます。

1.初期投資額が火力発電の二倍。
2.適地が山奥にある場合、交通インフラの整備にもコストと時間がかかる。
3.自然環境に恵まれた場所では、許認可の問題が生じる。

以前の石油ショックのときも、地熱発電が注目されましたが、膨大なコストと長い時間をかけて、完成させても、運用を始めたときには、既に、原油価格が下がっていて、火力発電にコストパフォーマンスで負けていたという状況がありました。

今後、相当に原油価格が値上がりしないと、商業ベースでの地熱発電の開発気運は盛り上がらないと思います。