失政に苦しむアルゼンチン農家

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MarketPlace から、政府の失政で苦しんでいるアルゼンチンの農家の話題です。


・アルゼンチンの貿易収支の黒字が急増しており、その、40%は農産物の輸出によるものです。

・しかし、農家は困っています。この数十年間で、初めて、牛肉と小麦の輸入が必要になるからです。

・干ばつも原因のひとつですが、政府の失政が最大の原因です。

・政府によって牛肉の小売価格は、三年間、据え置かれています。

・その一方で、牛の成育にかかるコストは、毎年、20%程度上昇しています。

・採算が取れないので、酪農家は、牛の生産頭数を減らさざるを得ません。

・政府の失政で、アルゼンチンは、毎年、20%のインフレに陥りました。

・庶民の不満を抑えるために、食糧価格を政府が管理しています。

・同時に、政府は、牛肉や小麦のような食糧の輸出に、多額の関税を課しています。

・アルゼンチン人は、一人当たり年間で、150ポンドという世界で最も多い量の牛肉を食べます。

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アルゼンチンのケースは、大衆に受ける政策の大半が、最悪の政策であるという見本です。