MarketPlaceから、中東の騒乱の中でも、アメリカ産小麦の需要は、拡大方向にあるというニュースです。
・中東各国での騒乱は、政治的な変革をもたらしていますが、域外からの穀物輸入に依存するという、この地域の食糧需給は、以前とまったく変りません。
・ここは、エジプトのカイロから遥か彼方の地にありますが、そのつながりは、思った以上に近いものです。
・エジプトは、スウィング・バイヤーです。他に、より安い価格の小麦が無い場合に、アメリカ産の小麦を買い付けます。
・スエス氏によると、他のアラブの国は、エジプトよりもコンスタントに小麦を買ってくれています。
・イエメンは、ずっと、アメリカ産小麦の4位の購入者です。
・スエス氏は、商談のために、何度もイエメンに行っています。
・騒乱のために、最近の訪問はキャンセルしましたが、太平洋岸の北西部地域の小麦の22%は、イエメンとエジプトが輸入しています。
・かつてのイランのように、騒乱によって、エジプトが小麦の買い付けを中止する可能性は、今回、ほとんどありません。
・カイロでは国営のパン屋があって、コスト以下の価格で、パンを売っています。
・30歳のアマニのように、エジプト人にとって、パンは主食です。
・騒乱の間も、国営のパン屋は営業を続けました。
・もし、政府の援助が打ち切られたら、大規模な騒乱が起こると思われます。
・アメリカの農家にとって、この先の退潮よりも、商機の拡大が可能性が高いです。
・イランは、最近、アメリカ産小麦の輸入再開に向けての協議を始めました。