ドイツ銀行 世界の食糧生産に関する長期的見通しのレポート

ドイツ銀行が、世界の食糧生産に関する長期的見通しのレポートを公表しました。


・このレポートは、ドイツ銀行ウィスコンシン・マディソンズ・ネルソン環境研究所との共同研究の成果です。

・2050年までに、地球上の人口は、現在の65億人から90億人以上に増加します。

・その結果、農産物の大きな需給ギャップが生じるとともに、気候変動とバイオ燃料需要さらに水不足が、需給ギャップを大きくします。

・次の40年で、カロリーベースで50%の食糧生産の増加が必要であり、そのためには、地球規模での以下のような計画と投資が必要です。

1.GISから高性能装置までを利用した灌漑、施肥、農業器具の改善

2.洗練された管理方法と技術を地球規模で用いて、開発途上国における研究と投資につなげる。

3.営利的な資本を誘導して、農業の競争力を高める。

4.遺伝子改良などの技術を用いてイールドを高める。

5.森林伐採を行わずに、多毛作などで農産物の生産量を増やすこと。