カリフォルニア大学サンディエゴ校のジェームズ・D・ハミルトン教授は、自身のブログで、米国の過去のデータから、今後の景気回復の過程を予想しています。
上の最初のグラフは、米国の1947年以降の景気後退から回復の過程における、GDP、個人消費、住宅投資、非住宅投資の変化率の平均パターンです。
このグラフのように、平均的には、GDPに先行して、個人消費と住宅投資が底を打つことが分かります。
下のグラフは、今回の景気後退における現時点での、GDP、個人消費、住宅投資、非住宅投資の変化率です。
すべての指標が、未だに下向きです。
CR氏によると、今回も、GDPに先行して、個人消費と住宅投資に変化が表れると考えられるので、この二つの指標を注意して観察する必要があるとのことです。