米国 GDPの縮小幅拡大は1Qで歯止めがかかる模様

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上のグラフは、昨夜、発表された米国の1QのGDP(青色)を構成要素別に比較したグラフです。

左側から、個人消費、住宅投資、設備投資、在庫の変動、非住宅投資の順に並んでいます。

赤い棒グラフが、2008年の4Q、青い棒グラフが2009年1Qの値です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。


このグラフから判断できるのは、以下のような事項です。

・景気の先行指標である個人消費が拡大している。=>良い兆候

・同じく景気の先行指標である住宅投資は、マイナスが拡大している。ただし、拡大幅が縮小しており、2Qでは、GDPへのマイナス寄与がゼロになる見込みである。

・景気の遅行指標である設備投資と非住宅投資は、マイナス幅が拡大している。

以上の点から、今後も、米国のGDPの縮小は、続くものの、縮小幅拡大は、1Qでピークアウトした可能性が高くなってきました。

今後は、先行指標である個人消費と住宅投資の動向に注目する必要があります。