ブラジルのTupi油・ガス田などプレソルトの探鉱・開発の現状

ブラジルのTupi油・ガス田などプレソルトの探鉱・開発に注目が集まっている。

http://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=200807_071t%2epdf&id=2046

ブラジル政府は、2010年にTupi油田の生産量を10万b/dに拡大するなど、強気の見通しを表明しているが、今後、多くの問題を解決する必要がある。

例えば、Petrobrasは、Tupi油・ガス田等の開発のために、今後、3年以内に、技術者や地質専門家1万4千人を採用する。これにより、Petrobrasの従業員は、約7万4千人となり、石油メジャーのChevronの従業員数を上回る。
しかし、世界的に、石油技術者やリグが不足しており、その調達は容易ではない。

また、プレソルトの発見を契機に、政府が法税制やライセンスラウンドについて一方的に条件を厳しくする懸念がある。もし、そうなれば、外資が遠のき、探鉱・開発が遅れる危険性が高い。