書籍 文明の「血液」―貨幣から見た世界史 湯浅赳男著

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この本は、経済学者の湯浅赳男氏が、世界の貨幣の歴史を網羅的に著した本で、1998年に刊行されました。

おそらく、現在、日本語で書かれた経済書の中で、もっとも包括的かつ詳細に貨幣の世界史を書き表した良書です。

例えば、普段、取り上げられることの少ない中国やインドなどのアジアの通貨や、インカ帝国アステカ文明などの古代アメリカ文明の通貨なども詳しく記述されており、分厚いボリュームながら、読んでいて飽きさせない内容でした。

おすすめの一冊です。