2012/12 世界の大豆需給 在庫率 22.9% ▼

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2012年12月報告)によると、期末在庫率が、前月より0.1%減の22.9%となりました。


供給量:267.72(+11.7%)
消費量:261.25(+2.0%)
需給バランス:△6.47
在庫量:59.93(+7.0%)
在庫率:22.9%(+1.0ポイント)

単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
なし

【需給】
生産量は、米国はコーンベルトの高温乾燥により減産となるも、生育期後半の降雨により単収は改善。一方、南米は作付面積増の見込みにより増加し、世界全体では前年度を上回る見込み。米国の期末在庫率は、消費量の上方修正等から4.3%と前月予測(4.6%)より0.3ポイント下方修正。

【価格】
6月以降、米国では例年より早い生育進捗となったが、コーンベルトの開花期の高温乾燥による作柄への影響懸念から、7、8月と最高値を更新し、9月4日には17.71ドル/buと過去最高値を記録した。9月半ば以降、収穫の進展から値を下げ、10月半ばに南米の降雨過多による作付け遅れ等から一時上昇したものの、その後の回復見込みや、11月の米国需給報告で作柄の回復が示されたこと等から下落した。11月半ば以降、輸出需要の復調等から、現在14ドル/bu台後半で推移。