2013/3 世界の大豆需給 在庫率 23.1% △

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2013年3月報告)によると、期末在庫率が、前月報告より0.2%増の23.1%となりました。


供給量:268.00(+12.3%)
消費量:260.87(+1.8%)
需給バランス:△7.13
在庫量:60.21(+9.0%)
在庫率:23.1%(+1.5ポイント)

単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
なし

【需給】
生産量は、米国で生育期後半の降雨により単収は改善したものの、コーンベルトの高温乾燥によりやや減産、一方、南米は天候に恵まれブラジルで史上最高、アルゼンチンで乾燥天候の影響はあるも前年度より増産となること等から、世界全体では前年度を上回る見込み。米国の期末在庫率は、4.1%と前月予測と変わらず。

【価格】
2012年6月以降、米国では例年より早い生育進捗となったが、コーンベルトの開花期の高温乾燥による作柄への影響懸念から、7、8月と最高値を更新し、9月4日には17.71ドル/buと過去最高値を記録した。9月半ば以降、収穫の進展から値を下げ、10月半ばに南米の降雨過多による作付け遅れ等から一時上昇したものの、その後の回復見込みや、11月の米国需給報告で作柄の回復が示されたこと等から下落した。11月半ば以降、米国の輸出需要の復調等から14ドル/bu台後半に上昇したものの、南米の天候回復やブラジルの一部で収穫が開始されたことから、現在14ドル/bu前半で推移。

2013年1月以降、好調な輸出成約やアルゼンチンの高温・乾燥天候から値を上げ、2月以降、アルゼンチンの天候回復やブラジルの豊作見込みから一時値を下げた。その後、米国の堅調な輸出需要から値を戻し、現在14ドル/bu後半で推移。