2012/5 世界の大豆需給 在庫率 21.9% ↓

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2012年5月報告)によると、期末在庫率が、前月より0.6%減の21.9%となりました。


供給量:271.42(+14.6%)
消費量:265.14(+4.3%)
在庫量:58.07(+9.1%)
在庫率:21.9%(+1.0ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【需給】
生産量は、米国で収穫面積は減少するものの単収増による増産、ブラジル、アルゼンチンでも史上最高の収穫面積による増産から、世界全体では前年度より増加し、消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇する見込み。一方、中国の消費量及び輸入量は増加し、米国が輸出を増やすことにより、米国に限って言えば、期末在庫率は4.4%と前年度(6.8%)を下回り歴史的低水準。

【価格】
2012年1月以降も引き続き、南米産の減産見通しや米国作付意向面積の伸び悩み、中国等の輸入需要から値を上げ一時15ドル/buまで達したが、現在は14ドル/bu後半で推移。