イングランド北東部のランカシャー沿岸及びブラックプールで今年4月1日及び5月27日に起きた地震は、水圧破砕技術によるシェールガス採掘が原因で引き起こされた可能性が高いとの調査結果が発表されました。(スラッシュッドットジャパンより)
AFPの記事によると、「採掘現場の地質に、操業時に注入された水の圧力が加わるという、珍しい条件が重なったことがこれらの地震の原因」で、「こうした条件がそろうことは極めて珍しいので将来の掘削現場で同じことが起きる可能性は低い」と、シェールガス開発に肯定的な論調ですが、現実に起こっているのは、反対運動の激化です。
このガス田では、反対派の活動家が採掘タワーに登ってデモを行ったため、現在は、再び操業停止状態にあるそうです。
Economistの記事によると、この調査結果を受けて、WWFやフレンド・オブ・アースなどの環境団体が、シェールガス開発に対する反発を強めているとのことです。
実は、以前から研究者の間で、シェールガスの開発が地震を誘発する可能性を指摘されてきました。
今回のイギリスの事例は、この指摘を裏付けたことになる為、今後のシェールガス開発の前提として、さらに、科学的かつ詳細な地震リスクの解明が求められる可能性があります。
今回のイギリスの事例は、この指摘を裏付けたことになる為、今後のシェールガス開発の前提として、さらに、科学的かつ詳細な地震リスクの解明が求められる可能性があります。
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