石油エネルギーセンター(JPEC)が、中国石油企業によるシェールガス及びタイトオイル開発への取り組みについて、レポートしています。
・中国は1990年代から本格的に非在来型石油ガス資源の探鉱開発に力を入れており、炭層メタンガス(CBM)は商業開発の段階に入っている。
・2008年頃からは米国におけるシェールガス開発のめざましい成果が伝えられるようになったのも手伝って、中国国営石油各社は欧米企業と共同でシェールガス開発への取り組みを開始しており、国内のみならず北米や豪州での開発にも参加している。
・米国では、2008年頃からシェールガス開発で使用された技術を応用してタイトオイル(シェールオイル)開発が進められているが、中国でも大慶油田や勝利油田で米国企業の協力を得てタイトオイルの調査が開始されている。
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タイトオイルは、非常に埋蔵量が多いのですが、通常の油層と比べて、地中深くに存在して、浸透率も低い為、経済的に採掘が困難でした。
技術開発によるコストダウンと、原油価格の上昇によって、少しだけ可能性が出てきたのかもしれません。