全米リアルター協会(NAR)から、2011年8月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表されました。
中古住宅販売戸数は前月比で、7.7%増加し、季節調整済みの年率換算で503万戸となりました。
中古住宅在庫は358万戸に減少しました。
中古住宅在庫は358万戸に減少しました。
上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)
拡大図は、以下のリンクを開いて、1,2,3番目のグラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in August: 5.0 million SAAR, 8.5 months of supply
Existing Home Sales in August: 5.0 million SAAR, 8.5 months of supply
中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、8.5ヶ月分と、先月よりも0.9ヶ月分低下していますが、過去の平均(約6ヶ月)と比べても、依然、高水準となっており、住宅価格に対して下落圧力がかかっていると言えます。
中古住宅在庫の前年同期比は、13.1%減と、7ヶ月連続で前年を下回っています。
また、マイナス幅も二桁に拡大しており、住宅の過剰在庫の吸収が加速していることが分かります。
また、マイナス幅も二桁に拡大しており、住宅の過剰在庫の吸収が加速していることが分かります。
この状況が続くと、いずれ、中古住宅の在庫不足から、新築住宅への需要が発生して、着工件数が伸び始めると予想しています。