米・労働省が発表した２０１１年４月第１週の米国の新規失業保険申請件数は、前週（改定値）から２．７万件増加して、４１．２万件となりました。
新規申請件数の４週移動平均は、前週より５５００件増加して、３９万５７５０件となりました。
上のグラフは、米国の失業保険週間申請者数（四週移動平均）の１９７１年からの推移です。
米国の雇用が本格的に回復するためには、失業保険の新規申請者件数が、継続して４０万件を下回る必要があります。
今回の件数の大幅な増加は、まだ、雇用回復の基調が弱いことを示しており、現在の水準でしばらく一進一退を続ける可能性が感じられます。
