シェールガスは、石炭よりも温暖化効果が高いかもしれない(米研究)

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MarketPlaceから、地球環境に比較的に優しいと言われている天然ガスシェールガス)の炭素排出量が、石炭よりも多い可能性があるというニュースです。


天然ガスは豊富に存在し、石油や石炭よりも環境に優しく、温室効果も少ないと私たちは考えていました。

・しかし、コーネル大学の Robert Howarth 教授の研究によると、そのような考えは少し間違っているようです。

・彼は、シェールガスの産出の全過程における炭素排出量を計算し、それがこれまでに考えられていたよりも、大きいことを発見しました。

・シェール層を砕いてガスを取り出す際に排出されるメタンは、石炭を燃やすよりも、温暖化効果が高くなります。

・ Robert Howarth 教授は、「我々は、この技術(破砕法)を適用すべきではない。」と述べました。

IDC Energy InsightsのSam Jaffe氏は、「この事実から、天然ガスへの投資意欲が減退することは無い。」と述べています。

・彼は、「なぜなら、我々が天然ガスに投資する最大の理由は、環境に優しいからでは無く、価格が安いからだ。」と述べました。

二酸化炭素排出量に対する政府規制が行わなければ、シェールガスの掘削は続くだろうとも、彼は述べています。