FRBが発表した米国の2011年2月の
鉱工業生産指数は、前月比で0.1%低下し、鉱工業設備
稼働率も、76.3%と前月比で0.1%低下しました。
上の図は、1967年からの米国の設備
稼働率の推移です。
青線が全体の設備
稼働率で、赤線が製造業の設備
稼働率です。
設備
稼働率は、長期平均(80%超)から、4%程度低い水準にあり、インフレ圧力が弱いことを示しています。
通常、
FRBは、設備
稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めます。
現在の設備
稼働率を見る限り、
政策金利の引き上げは当分先になると言えます。