米労働省が2011年2月の米消費者物価指数(CPI)統計を発表しました。
総合指数が前月比0.5%上昇し、食品とエネルギーを除くコア指数も、前月比0.2%上昇しました。
総合指数の前年同月比は、2.1%の上昇でした。
総合指数が前月比0.5%上昇し、食品とエネルギーを除くコア指数も、前月比0.2%上昇しました。
総合指数の前年同月比は、2.1%の上昇でした。
コア指数の上昇率は1年ぶりの大きなものでした。
上の二番目のグラフは、1990年からの各CPI指数の前年同月比の推移です。
青色がコア指数、赤色がクリーブランド連銀が算出しているCPI-Median(中間値)、緑色が同じくクリーブランド連銀のTrimmed-Mean CPI (刈り込み平均 CPI) です。
青色がコア指数、赤色がクリーブランド連銀が算出しているCPI-Median(中間値)、緑色が同じくクリーブランド連銀のTrimmed-Mean CPI (刈り込み平均 CPI) です。
【CPI総合指数】
2011/2 221.309 (+2.1%)
2011/2 221.309 (+2.1%)
括弧内は前年同月比
食品・エネルギー価格の上昇が全体を押し上げでいる一方で、基調的なインフレ圧力は抑制されていると見られます。
他のインフレ指標に関しては、設備稼働率は依然として低く、経済システムに中古住宅在庫などの過剰が存在していることからも、当面、基調的なインフレが高進する可能性は低いと思います。