2011/3/15 の米国債イールドカーブ

イメージ 1

イールドカーブの形状】
この一ヶ月は、リビア情勢や日本の震災で長期金利が低下し、3.3%前後となったため、やや、フラット化しました。

全体的な順イールドの形状には、変化は見られません。
部分的には、短期側のフラット化が顕著で、中期側がスティープ化し、長期側がややフラット化しています。

【イールドスプレッド】
3M:0.09%
10Y:3.31%
Spread:3.22(前月比:-0.26)
長期金利の低下でイールドスプレッドが縮小しました。
2ヶ月ぶりのイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

また、株価に関しては、2010年に調整局面を終了して、2011年は、中期的な上昇局面にあると思います。

【景気について】

イールドスプレッドが、3%以上ある現状から見て、今後、1年以内に景気後退に陥る可能性は無いと見ています。

【インフレについて】

注意深く観察する必要がありますが、短期的にインフレが進む兆しは有りません

【日本の地震の影響と投資の予定について】

これまで、日本の景気は、世界の景気と同期的に動いてきました。
しかし、今回の地震の発生で、今後、1Q~2Qは、減速を強いられると思います。
その後、比較的に短期間で、世界の景気回復にキャッチアップしていくと考えています。

一般的に、今回のような災害発生後は、観光業などでマイナスの影響は残るものの、道路や港湾、空港、電力などのインフラの修復や住宅建設など大きな復興需要が経済システムに強制的に追加される結果、中期的には景気にプラスに働く傾向があります。

リスク要因としては、円高の進行が考えられますが、これも、当局の円安誘導に、国際的な協力を得られやすいため、大きくはないと考えています。

これらを勘案した結果、2011年6月15日に日本株を購入することにしました。


【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)
・2010年4Q-2011年1Q(11月から1月)に調整局面が終了
・2011年中期的な株価上昇局面

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)
・2010/12/20に株式購入

【投資の予定】
・2011/6/15に日本株購入