2011/1 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 44.3

内閣府が発表した2011月1月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも0.8ポイント低下して、44.3となりました。
3ヶ月ぶりの低下です。

大雪のため来店客数が減少した影響や、エコポイント制度変更後の売上減少、九州では鳥インフルエンザや火山噴火による影響が現状判断DIの低下の原因となっています。

先行き判断DIは、前月よりも3.3ポイント上昇して、47.2となりました。
こちらは、3ヶ月連続の上昇です。

基調判断については、「景気はこのところ持ち直しの動きがみられる」として、前月から据え置きました。

現状判断DI: 44.3(-0.8)
先行き判断DI: 47.2(+3.3)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・前月比でマイナスになっているのは、現状判断DIの家計動向、小売、飲食、サービス行関連のみで、先行き判断DIは全てプラスになっています。

・特に飲食関連の現状判断DIが大きく低下しており、寒波等の打撃を大きく受けていることが分かります。

【コメントから】

・春にかけて景気全体の持ち直し期待があり、荷動きや販売価格の底打ちを予想する声が寄せられています。

・雇用では、職業安定所から、新規求人の増加がパート中心から一般求人に変わりつつあるなど、内容的にも上向き傾向とのコメントが寄せられています。

        指数 前月比
●現状判断DI 44.3 -0.8
家計動向関連 42.4 -2.1
小売関連 42.5 -1.5
飲食関連 38.9 -6.7
サービス関連 42.5 -2.9
住宅関連 44.9 0.1

企業動向関連 44.3 0.2
製造業 45.1 0.6
非製造業 43.9 0.4
雇用関連 56.7 5.6

●先行き判断DI 47.2 3.3
家計動向関連 46.6 3.3
小売関連 47.1 2.9
飲食関連 44.6 5.8
サービス関連 46.2 3.7
住宅関連 46.1 2.7

企業動向関連 46.6 3.2
製造業 47.2 4.3
非製造業 46.1 2.3
雇用関連 52.9 4.0

注)右端は前月比