2011/9 街角景気 現状DI 45.3 ↓

内閣府が発表した2011月9月の景気ウォッチャー調査(街角景気)は、現状判断DIが、前月よりも2.0ポイント低下して、45.3となりました。
2ヶ月連続の低下で、良いと悪いの分かれ目である50を2ヶ月連続で下回りました。

先行き判断DIは、前月よりも0.7ポイント低下して、46.4となりました。
3ヶ月連続の低下です。

基調判断については、「景気の現状は、円高の影響もあり、このところ持ち直しのテンポが緩やかになっている」として、前月から据え置きとなりました。

現状判断DI: 45.3(-2.0)
先行き判断DI: 46.4(-0.7)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断DIでは、雇用関連を除いた全ての項目が50ポイントを下回りました。

・現状判断DIは、雇用関連を除いた全ての個別IDが前月比マイナスとなっています。

・先行き判断DIでは、家計動向関連が、住宅関連を除いて、全て前月比でプラスとなりました。住宅関連もマイナス幅は、0.1ポイントと小さく、総じて、家計動向関連の先行きの見通しは改善していると言えます。

・一方、先行き判断DIの企業動向関連が、非製造業のマイナス5.1ポイントを筆頭に大きく悪化しました。円高の影響が、企業経営の重石になることを懸念しているのだと思います。

        指数 前月比
●現状判断DI 45.3 -2.0
家計動向関連 43.2 -2.0
小売関連 41.6 -1.1
飲食関連 40.6 -1.8
サービス関連 47.0 -3.7
住宅関連 43.8 -3.5

企業動向関連 46.0 -2.3
製造業 46.9 -0.3
非製造業 45.2 -4.4
雇用関連 58.4 0.0

●先行き判断DI 46.4 -0.7
家計動向関連 46.1 0.7
小売関連 44.8 4.6
飲食関連 48.5 1.4
サービス関連 48.7 0.2
住宅関連 44.1 -0.1

企業動向関連 44.7 -3.6
製造業 44.9 -2.0
非製造業 44.6 -5.1
雇用関連 51.7 -3.6

注)右端は前月比