2011/10　街角景気　現状DI　45.9　↑

内閣府が発表した２０１１月１０月の景気ウォッチャー調査（街角景気）は、現状判断ＤＩが、前月よりも０．６ポイント上昇して、４５．９となりました。
３ヶ月ぶりの上昇ですが、良いと悪いの分かれ目である５０を３ヶ月連続で下回りました。

先行き判断ＤＩは、前月よりも０．５ポイント低下して、４５．９となりました。
４ヶ月連続の低下です。

基調判断については、「景気の現状は、円高の影響もあり、持ち直しのテンポが緩やかになっている」として、前月から据え置きとなりました。

現状判断ＤＩ：４５．９(＋０．６)
先行き判断ＤＩ：４５．９(－０．５）

括弧内は、前月比。

【個別ＤＩ】

・現状判断ＤＩでは、雇用関連を除いた全ての項目が５０ポイントを下回っています。

・現状判断ＤＩは、全１０項目のうち、４項目が前月比マイナスとなっており、雇用関連のマイナスが突出して大きくなっています。

・先行き判断ＤＩでは、企業動向関連の全４項目全てが前月比マイナスとなっており、特に、製造業のマイナスが大きくなっています。円高やタイの洪水被害の影響と考えられます。

・家計動向関連、小売関連、飲食関連は、現状ＤＩ、先行きＤＩのいずれも、前月比プラスとなっています。

・震災から半年以上経過して、消費者心理が回復傾向にあることがうかがえます。
　　　　　　　　指数　前月比
●現状判断ＤＩ 45.9 0.6
家計動向関連 44.5 1.3
小売関連 43.9 2.3
飲食関連 43.8 3.2
サービス関連 46.4 -0.6
住宅関連 42.6 -1.2

企業動向関連 46.1 0.1
製造業 46.3 -0.6
非製造業 46.2 1.0
雇用関連 54.8 -3.6

●先行き判断ＤＩ 45.9 -0.5
家計動向関連 46.1 0.0
小売関連 45.0 2.3
飲食関連 47.1 0.7
サービス関連 49.2 0.5
住宅関連 41.7 -2.4

企業動向関連 43.0 -1.7
製造業 42.3 -2.6
非製造業 43.8 -0.8
雇用関連 51.0 -0.7

注）右端は前月比